子宮体癌手術後に出血する時とは?

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ここでは、「子宮体癌手術後に出血する時」
についてお話します。

 

子宮体癌の手術後は
さまざまな後遺症があります。

 

中には出血が伴う場合があり、
出血しても大丈夫な場合と
危険な場合があります。

 

そこで、今回は子宮体癌の
手術後の出血についてまとめました。

 

子宮体癌の手術の種類

 

子宮体癌の手術には単純子宮全摘出術と
準広汎子宮全摘出術、
広汎子宮全摘出術があります。

 

子宮体癌のステージや進行によって
手術方法が変わってきます。

 

初めは準広汎子宮全摘出術だったのが、
手術中に広汎子宮全摘出術に
変更することもあります。

 

どの検査も子宮は摘出されますので
妊娠が不可能となりますが、

 

手術により子宮体癌の根治が
ほぼ可能になります。

 

単純子宮全摘出術は術後
7〜10日入院し、

 

自宅で1週間ほど療養と
リハビリを行います。

 

広汎子宮全摘出術は術後
10〜30日入院し、

 

自宅で2〜4週間ほど
療養とリハビリを行います。

 

上記の数字はあくまでも最低限であり、
万全な状態になるには
半年〜1年かかります。

 

子宮体癌手術後の出血

 

どの手術を受けても、術後に出血や
おりものが多くなり、
不安を感じる方が多いです。

 

実は術後すぐの出血やおりものは
手術創を治癒する成分が多いです。

 

つまり、術後すぐの出血やおりものは
多いのが正常な状態です。

 

しかし、術後1〜2ヶ月経過してから
出血したり、おりものが濁っていたり

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悪臭がある場合は再発や術後経過が
良くない可能性があります。

 

その症状が出現した場合は定期検査を
待たずに病院を受診してください。

 

手術後放射線療養を行う場合があり、
その際に血尿や血便が発生する場合があります。

 

それは放射線が正常な組織に当たり、
弱い粘膜の方に障害が出て膀胱出血や
直腸出血が起こる場合があります。

 

子宮体癌の術後検査

 

子宮体癌は初期癌より再発の方が
治療困難と言われています。

 

局所再発を確認すると。もしかすると
遠隔転移している可能性があるからです。

 

なので、定期検査による
早期発見・早期治療が重要となります。

 

子宮体癌の再発は術後3年以内に
集中しており、5年以降の
再発はほとんどありません。

 

なので、術後3年以内は
1〜3花月おきの検査を行います。

 

4〜5年以内は6ヶ月おき、
5年後以降は1年おきの検診を
推奨しています。

 

5年後以降の再発はほとんど
ありませんが全く無いとは言えません。

 

ですから、5年後以降も
しっかりと検診を受けてください。

 

再発する部位の30〜65%が
骨盤内で再発しています。

 

ですから、検査は骨盤内を中心に検査します。

 

このように、手術後の出血やおりものは
手術創を治癒するためには重要なので
特に問題はありません。

 

それに入院中は医師や看護師が
常に観察していますので、
異常があればすぐに発見できます。

 

しかし、退院後は自分で異常はないか
観察していく必要があります。

 

自分だけで判断するのは困難ですので、
心配なことがあればすぐに医師に相談してください。

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